岡山市の湯迫温泉白雲閣に行ってきました。
温泉旅館の白雲閣と大衆演劇などが楽しめる健康村の2つの施設からなります。
以前にここの土産菓子を頂いて、それが美味しかったのでゲットしてみようかと。
場所は岡山市中区湯迫。賞田廃寺跡から徒歩圏内なので、一緒に散策してきました。
ということでレッツ温泉!…と思ったら。
なんかもう明らかに駐車場の様子がおかしい。
まだ新型コロナウイルスの影響が残っていて客が少ないと言うなら理解できますが、社用車らしきものも含めて皆無です。
とりあえず進んでいくと建物が見えてきました。
以前に訪問した岡山市の乃利武と同じです。建物はキレイな状態に見えて、草が伸び放題です。
近づいて見ると張り紙が見えました。
「誠に勝手ながら休館致します。」
ありゃりゃ。
ネットで検索してみると2021年2月から休業に入ったようです。
消毒液に人同士が近づかないように貼られた並び位置のプレートなど、新型コロナウイルスの時期も営業していたことがよく分かります。
不要不急の外出を控えるようにという自粛モードが世界中に流れていた時期で、特に旅行業界にはかなり大きな影響が出ていました。それを乗り切れなかったのでしょうか。
健康村の建物の方には張り紙はありませんが、こちらも営業していません。
この訪問時期は新型コロナウイルスの影響も薄れ始め、クーポンなどが発行されて観光を後押ししている時期です。
経営者がどのように考えて休業としているのかは分かりませんが、この時期に営業を再開できないのであればもう廃業と見てもいいのではないでしょうか。
建物は外から見る分にはきれいですが、各種の口コミでは下記のような話題が目立ちます。
建物は増改築が繰り返されたようで、段差が多く入り組んだ作りになっていたようです。
そして清掃、スタッフの対応、この口コミはありませんが料理が冷めているという内容が定番です。
先に挙げた乃利武でも清掃の事は言われていました。旅館のような施設だと削りづらい固定費が発生します。経営を続けるために人件費が削られ、清掃等へ掛ける時間、人員が足りなくなる…、そのような感じでしょうか。
老舗の名前が再び再興する日は来るのでしょうか。