笠岡市の大仙院に行ってきました。
いつも近くを通るものの、ついつい寄り忘れてしまっていたので入るの初めてです。
この赤い鐘楼門が特徴ですね。
商店街の看板にもこれが描かれているので、見たことがある人もいる事でしょう。
本堂はとても立派なものです。
大仙院の「大仙」は鳥取県の大山を指します。
この辺りでは大山を霊山として祀る大仙信仰が盛んです。
寺の創立者である橋野與左右衛門もその一人で、病気に伏せた時に夢枕で笠岡の地に大仙信仰の寺院を建立するように伝えられたそうです。
大仙信仰では死者は大山へ帰ると考えられています。
残された遺族たちが死者に会うためには大山に行かなければなりませんが、今のように道路の整備がされてなく、交通手段も限られていた時代ではそれは非常に大変なことでした。
しかし大仙院にお参りすることで、それが叶うのだと言われています。