衆院選 区割りの改定案を勧告 岡山の小選挙区は5区→4区に減 行政区域のまたがりは解消(https://news.yahoo.co.jp/articles/2a8561cbffbee563500f2850b1fa62d4f106aca4)
票の格差を是正するため衆議院議員選挙・小選挙区の区割りを検討する審議会は、さきほど岸田総理に区割りの改定案を勧告しました。
改定案によると岡山県の小選挙区は5から4に1つ減ります。
区割りの変更は県としては反対の姿勢を取っていますが、十中八九これが既定路線で進むのでしょう。
それ自体は仕方ないとして、今回発表された新区割り案。
上のKSBのYouTube動画のサムネイルにも出ていますが、文字だと下記のようになります。
1区:岡山市北区、備前市、赤磐市、吉備中央町、和気町
2区:岡山市中区、東区、南区、玉野市、瀬戸内市
3区:県北部と西部の18市町村
4区:倉敷市、早島町
今回の区割りでは一票の格差の是正の他に、平成の大合併の際に生じた一つの自治体に複数の選挙区が存在する状態が改善されています。ただし岡山市については区の単位では分かれています。
ただ人口を合わせる都合上で、3区が異常に広いです。
岡山県北部と、4区に入っている倉敷と早島を除く県西部が対象です。
選挙区から選出された議員がその地域の代弁者として国会に送られるわけですが、3区は広いだけではなく県北部と県南部にまたがっています。
豪雪地帯を含む県北部と、温暖な県南部とで抱えている問題はそれぞれに異なるでしょう。
1人の議員で対応するのが最善策なのか?という疑問が湧いてきます。
一票の格差の問題は捨て置けないとしても、自治体を跨がってでも地域の実情に沿った形で選挙区を作った方が良いのではないでしょうか。
選挙区が減るのは仕方ないとして、新たな枠組みを県として提示して欲しいと思います。