県道52号を通って久米南町の市街地へ向かっている途中で赤い鳥居を見かけたので立ち寄ってみました。

駐車場はありませんが、そこはバイクの手軽さ。
邪魔にならなさそうな路肩に置いてお参りできます。

この辺りは自動車も駐車禁止ではありませんが、よほどの町中でない限り自動車が駐車禁止の場所でも二輪は駐車可です。
これが私が移動にバイクを使うようになった理由です。

閑話休題。

場所は久米南町全間です。
石段を登っていくと本殿が見えてきました。

全間は山間の地区で、決して人口の多い土地ではありません。
それにしては非常に立派です。

拝殿には少し剥げかかっているものの、赤い塗料が塗られていた痕跡も見られます。
塗りたてだった頃は随分と栄えて見えた事でしょう。

中はガランとした状態ですが、清掃の行き届いた綺麗な状態が保たれています。
幣殿、本殿まで見渡せます。

そして拝殿の隣には参集殿のような建物もあります。
(参集殿は神社の多目的ホールのような施設。氏子が集まって儀式の準備や打ち合わせをしたり、神社によっては結婚式場として使用している事もあります)

多少の傷みは見られますが、こちらも綺麗に管理されています。
周辺に民家が無いので昔の状況を聴く事は出来ませんでしたが、恐らく時代をさかのぼっても土地柄でそれほど多くの人が住んでいたという事は無いと思います。

そうなると少人数の氏子でこの神社を支えてきたのでしょうから、かなり裕福な集落だったのでしょう。

本殿は華美な装飾こそない物の、優美に広がった屋根で実際以上に大きく見える立派なものです。

神社全体を横から。
決して大規模な神社ではありませんが、山間の地区にある物としては大きな部類と言って良いのではないでしょうか。

手水は天然水タイプ…とは、私が勝手に名付けたのですが。
水道類は無い昔ながらの物です。

綺麗な水が入っていたので、もしかすると氏子か神職の方がきれいな水を保つようにしているのかもしれません。
この稲荷神社は岡山県神社庁に登録されており、紹介ページの欄には宮司の連絡先も記載されています。

境内にこのような石がありました。

最初は石碑かと思いましたが、特に何も刻まれていません。
前はお地蔵さんが置いてあって、その光背だったか…?
個人的には形から一つで陰陽を示すタイプの陰陽石(男女の性器の形に見える石)のようにも思ったのですが、それにしては形が人工的過ぎるようにも思います。

また近くを通る時に、管理をしている人でもおられれば聞いてみたいと思います。




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