秋の夜長なので、久しぶりに怪談話をしていこうと思います。
今回で4回目、過去の怪談はタグの『怪談』で調べてみてください。
■ 渋川青年の家
岡山県の小学生が海事研修に訪れる際の宿泊施設です。
よく言われるのは、ここのベッドから落ちて死んだ男の子がいるというお話と、深夜に旗を持つ像の手が動く(手が逆になっている)というものでしょうか。
私自身、ここで海事研修の夜を過ごしたのですがその話を聞きました。
像が動いているのを見るとよくない事が起こるとか、なんとか。
その時に学校の教師から聞いた事なので事実かどうかは不明ですが、こんな話しがあります。
これは元々教員か施設の職員が生み出した作り話なのだとか。
まだベッドがそれほど一般的ではない時代、ベッドで遊ぶ子供がいて危険だった。
そこで死んでしまった男の子の話しを生み出し、ベッドで遊ぶのは危ない事だと意識に植えつけたというものです。
そして旗の像に関しても、夜中に部屋から抜け出してウロウロする事を防止する為のお話しなのだとか。
だから動いた像を見てはいけないのです。
何が真実かは不明ですが、そういう意見もあったということでここに残しておきます。
■ ナメラスジ
岡山県で悪魔の通り道とされるのがナメラスジです。
この道の上に家を建てたりすると不幸が起こるとされています。
これは瀬戸内海沿岸部に伝わる縄筋という言葉が訛ったものと考えられています。
詳しくは上の画像をクリックしてみて下さい。
■ 倉敷美観地区の雨の日の鳴き声
倉敷市民会館のあたりで、雨の日の夜にどこからと無く鶏の声がするという古い怪談があります。
これは周辺が海だった頃に沈んだ船の荷物の中にあった金の鶏だと言われています。
自分を地上に戻してくれ…。
そんな思いで鳴いているとも言われていますが、この怪談が現在では余り聞かないのは…やはり夜中とはいえ、どこからともなく「コケコッコー!」と聞こえてきても、余り怖くないからでしょうか…。
…という事で、今回は三つの怪談をご紹介しました。
楽しんでいただけましたでしょうか?