バイク用のナビ、TNK-BB5000を買ってみました。
スマホのナビでいいじゃんと思っていましたが、夏場に使うと熱の問題などもあったので安く売られていたBB5000にしました。
※ナビと音楽の同時起動は記事の一番下で説明しています。
装着
付属のバイク用の台座にバイクに付けるとこんな感じになります。
後ろはカメラの自由雲台のような感じで自由に角度を決められます。
ETCの装着用のクランプバーの余りに上手く装着できました。
電源はUSBに接続するか、バイクの配線に噛ませるか、どちらかです。
ポータブルナビでは定番のシガーソケット用の配線は付属していません。
バイク用ナビなので、ついているかどうか判らないシガーソケットは用意しなかったのでしょう。
ちなみに僕のバイクはUSB電源があるので、そちらを使いました。
電源接続時はエンジンのON-OFFに従って電源をオフにする(標準)か、オプションで内蔵バッテリーでスタンバイ状態にする、そのまま起動させておく事が選べます。
ナビ起動

電源を入れると、この画面が出てきます。
地図というのがナビ、メディアは写真、音楽、動画のページです。
設定をすればこの画面を飛ばしてナビを自動起動させる事も可能です。
しかし、ナビは起動時に下の画像のような注意画面が入り、そこでOKを押さないとナビの操作画面に移らない仕様なので、その設定をするメリットは余りありません。

ナビの画面

起動すると、このような感じで画面が出ます。
最近のナビとしては、ちょっと雑な感じは否めませんが、バイクで運転中は殆ど画面が見れないので、これでも充分です。
ナビで道案内をしている最中は右上に交差点などの表記があり、どの車線を走っていればいいのかもわかるようになっています。

目的地の設定は、二通りの検索方法から出せます。
一つは検索というメニュー。
自分で目的地を入れて…というものですが、一つ大きな欠点があります。

都市部では違うかもしれませんが、僕が住んでいる辺りで使う分には施設名からの検索が非常に脆弱でした。
なのでメインの検索方法は住所の直接入力か、電話番号からの検索になります。
使える順番としては、電話番号>住所入力>>(越えられない壁)>>施設名検索…といった感じです。
私はほぼ電話番号での検索しか使っていません。

もう一つのお出かけ検索は、遊びに行った先で周辺のお店などを探すための機能です。
見ず知らずの場所に行った時は、意外と便利な機能です。
ナビとしての性能
ナビとしての性能は、個人的には価格を考えれば及第点かなと思います。
タッチパネルが感圧式なのも、グローブを装着しているバイク乗りにはやさしい設計ですし、日中でもそれなりに画面は確認できます。
多少大回りなルートを選ぶ傾向もありますし、細かい操作面も微妙なところはありますが20,000円以内の価格ですから。
道路の有料、無料優先などのルート選びが出来ます。
リルートは少し遅めです。
右左折を通り過ぎてしまった場合などは、そのまま走ってルートの再検索を待つ事も出来ますが、抜け道などが多い場所だと一度停止してから新たなルートを待つ方が無難かもしれません。
バッテリーはUSBでもバイクからの配線でも、使用中にバッテリーが足りなくなる事はありません。
接続無しでの起動でも、内臓バッテリーがあるので、ナビでも3時間前後は使用可能です。
BLUETOOTH
バイクナビとして最も重要な機能、BLUETOOTHとの接続も出来ます。
携帯電話とつなぐのではなく、ヘッドセットなどのBLUETOOTHレシーバーへナビの音声を飛ばす機能です。
バイクナビを探しているときに、一万円を切るお値段のバイク用のナビがあって、安いな!と思ったら、その機能がありませんでした(笑)。きちんとバイク用のステーなども附いていたのに!
バイクで走行しながらナビのスピーカーから出る音を聴いて運転するのは無理だと思うので…重要な機能です。
一応、付属のBLUETOOTHのキットはあります。
クリップがついた小型のBLUETOOTHレシーバーと、インナーイヤーの片耳用のイヤホンです。
僕はヘルメットの中に既にBluetoothレシーバーとスピーカーをつけていたので、付属品の方は使っていません。
形状にもよると思いますが、イヤホンをつけたままヘルメットを付けるのは痛そうです。
実際のところは、どうなのでしょう…?
後、付属のレシーバーのフォーンプラグのサイズが2.5mmです。

…なんでそんな妙なサイズを持ってきたの?
レシーバーだけでも使おうかと思っても、適合するサイズのイヤホン/スピーカーを探すのが大変じゃないか!?
そう高いものではないので、自分でレシーバーと音を聴くためのイヤホン、スピーカー類を用意したほうがいいでしょう。
もう一つ注意点として、BLUETOOTHに接続すると本体の音量が固定になります。
走行しながら聴くのに問題は無い程度の音量なので困ることはありませんが、何かの目的で音を小さくしたい、大きくしたいという事は出来ません。
音楽を音漏れするくらいガンガンに聴きたい!という人には物足りないかもしれませんが、安全運転にも繋がることなので、個人的には満足しています。
ナビと音楽の同時再生
安全面の事もあってか余り表に出ていませんが、この機種は音楽とナビの同時起動が可能です。
方法は以下の通りです。

まず、最初の画面からメディアを選び、音楽プレイヤーを起動させます。

そして好みに合わせて音楽の再生を始めます。
そして、この状態から選曲のアイコンの横(画面の左下のほう)にあるホーム(家の形)のアイコンをタップします。
すると、音楽が再生されたまま最初のページに戻るので、そのままナビを起動させます。
…これでナビと音楽の同時起動の状態になります。
たまに音楽かナビの動作が緩慢になる事がありますが、概ね問題無く使えます。
一つ注意が必要なのは、音楽とナビは同時に起動しているだけです。
なのでナビ画面から音楽の選曲、停止/再生を行う事は出来ません。使っているBluetoothの方に再生、スキップや一時停止の機能がついていればそちらからの操作は可能です。
また、ナビが右左折などの指示を出してくる時にも、音楽の音量が下がって聞き取りやすくするなどの機能はありません。
本当に音楽プレイヤーを起動させたままナビの操作を行うだけの機能です。
ナビの声を聞き漏らさないように注意は必要ですが、ナビの間は音楽が聞けないなんてありえない!という方には朗報の機能ではないでしょうか。
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