撮影場所という情報

最近、ちょっと気になっているのが…場所に関する問い合わせが増えたんですね。
サイトの方では草ヒロのコンテンツ、怪談のコンテンツ。
多いのはブログやSNSでの投稿に対してのものでしょうか。

カメラ愛好家の中には撮影場所を問うのはマナー違反とする考えがありますが、個人的にはそういうのは余り好きでは有りません。
なので可能な限りではお答えしてきたのですが、実は先方にご迷惑をおかけしてしまう事がありました。
たまたま再訪した時にお聞きした事で、タイミングがちょうど私が投稿した後で…、あぁ自分が火元だろうなと。

なのでSNSでは一部の投稿の削除を行うと同時に、キャッチーな話題については撮影場所を公開しないようにしました。
サイトについても同様で、特に草ヒロのコンテンでは特定可能な情報を全て削除しました。

撮影可能に見えるトリック

前述のご迷惑をおかけしてしまったという件については、ざっくりいうとあるお店の店先にある面白い物を撮影させて頂いた物でした。
なのでお店の方に声をかけて許可をもらった上で撮影をしました。

「常識で考えて」という言葉は余り好きでは有りませんが、そういう場所にあるものを撮影するのは声をかけるのは当然であり、普通にそうするのだろうと思っていました。
それが許可も取らずに、急に店先で大騒ぎし始めた…という内容でした。
尚、「見に来てくれる人が増えたけど、こういう人もいたよ」というような世間話として出てきた内容で、この件について私が苦情を入れられた、先方とトラブルになったという事はないのでご安心下さい。

一つ思ったのは、一次情報をネットで見ると「撮影可能なもの」という誤った認識に変わるのかな?という事です。
マスコミや著名人ではなく、私のような一般人が撮影をしているわけですから「これは誰もが撮影可能な被写体である」という判断につながるのではないでしょうか。

誰もが発信者の時代だから…

今やほとんどの人がカメラ付きの携帯電話を持っていて、そして何かしらのSNSを利用しています。
つまり誰もが発信者になりうる時代です。
Twitter,Instagramのように多くの人に見てもらうことを目的とするSNSや、Lineのように個人や小さなグループ間で共有するためのSNSなど色々とあります。

面白いものを見かければ、高評価が欲しくて自分でも撮影してアップしたい…そんな気持ちも、少なからずあるでしょう。

だからこそ発信する側も、情報をきちんと管理しないといけないと思います。
今回の私のミスは「店先だから、当然に許可を取るだろう」と思い込んだことです。
SNS上にアップされているものは、撮影可能な被写体と判断されてしまうのだということを意識せねばなりません。

キャッチーな話題についてはそもそも情報を出さないことや、許可を得て撮影した事を付記する事も大切です。
加えて自分では対処できない問題として、「これ○○の場所ですよね」というリプライがあります。
SNSのリプライは個人間のやり取りに見えて、実は外から丸見えのやり取りです。
これについてはリプライをする側も、上記のような事を理解してもらうしか無いのかな…と。
投稿自体を消したり、SNSによってはリプを非表示にすることも出来ますが、悪意のないリプ…しかも知人からのものだと、そういった対応は難しいでしょう。

それとタイムラインに流れてきた話題で、自分の個人情報の特定に関する情報というのも危うさも感じます。
よくテレビの火事のニュースなどで「視聴者提供」として自宅の窓から撮影された動画が放送されています。
その動画から個人の家を特定するのは容易ではないでしょう。
しかし火事の現場は意外と特定しやすい情報です。
それを逆に向ければ動画を提供した視聴者の家が判ってしまいます。
どういう情報がどのように自分の個人情報を晒してしまうのか…、そういう事もよく考えて行うべきでしょう。

今回はそんな期待や自戒を込めて、今回はこんな記事を書いてみました。




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