岡山県の公式サイトで「県政への提言」というコンテンツがあります。
県民から寄せられた県政への要望などの意見の内、幾つかを回答付きで掲載するものです。
今回は令和6年1月分を読んでみましょう。
針葉樹林の拡大について
〇能登地方で震災があり、土砂崩れの被害も多数起きているが、岡山県内も土砂災害警戒区域等が多く、被害が想定される。
治山の為にも、杉・檜の人工林の活用と、広葉樹林の創成で、水源涵養保安林を拡大する事が必要だと思う。
全国植樹祭が一過性のお祭りに終わる事がない様に、100年の計で広葉樹林の拡大を実施していただきたい。
治山の為にも、杉・檜の人工林の活用と、広葉樹林の創成で、水源涵養保安林を拡大する事が必要だと思う。
全国植樹祭が一過性のお祭りに終わる事がない様に、100年の計で広葉樹林の拡大を実施していただきたい。
⇒岡山県では「21おかやま森林・林業ビジョン」を策定し、利用期を迎えたスギ・ヒノキ人工林を木材、木質バイオマスとして有効に活用するとともに、林業経営に適した人工林では花粉の少ないスギ・ヒノキへの植替え、林業経営に適さない人工林では、針広混交林や広葉樹林に誘導するなど、水源涵養をはじめとする公益的機能の高い森林づくりを目指しています。
ご意見を踏まえ、引き続き、ビジョンに定める方針に向けた取組をより一層推進してまいります。
ご意見を踏まえ、引き続き、ビジョンに定める方針に向けた取組をより一層推進してまいります。
災害に強い森林づくりのために針葉樹林を増やしましょうという低減に対して、既にやっていますよという回答でした。
岡山県は森林による治山に関しては古くから取り組んでいます。
県内で盛んだった産業が、その燃料として森林伐採を伴うものだった為に災害が起こりやすい状態が続いていました。そんな状況に対し、宇野圓三郎という人物が植樹を進めるように提案し、治山から治水もうまくいくようになったという歴史があります。
岡山県が制定した岡山県砂防工事施工規則は全国初の砂防法とも言われています。
県内で盛んだった産業が、その燃料として森林伐採を伴うものだった為に災害が起こりやすい状態が続いていました。そんな状況に対し、宇野圓三郎という人物が植樹を進めるように提案し、治山から治水もうまくいくようになったという歴史があります。
岡山県が制定した岡山県砂防工事施工規則は全国初の砂防法とも言われています。
なので現在でも対策はバッチリ!ということでしょう。
今月は掲載されているのがこの一件なのでここまで。また気になる提言があれば紹介しますね。
今月は掲載されているのがこの一件なのでここまで。また気になる提言があれば紹介しますね。