久し振りに赤磐市の熊山駅を見てきました。
駅前にはカーポートのような屋根が作られており、利便性がより高められていました。
しかしレトロな駅舎が見づらくなったのは、ちょっと残念かも知れません。
ところでここで職質?を受けました。
その理由が面白かったのでご紹介します。
熊山駅の近くにはフォトスポットとして人気の橋梁があるそうなのです。
一眼カメラを持っているような人間はそちらに行くのが普通なので、駅前で、しかも電車も来ていない駅を撮影しているのが不思議に思われたそうです。
なので職質と言っても身分証明書のような書類を提示するわけでもなく、おまわりさんと雑談をしたという方が正しいかも知れません。
熊山駅ではこの跨線橋も注目ポイントです。
近代化産業遺産の認定を受けている逸品です。
そういえばここでは私以上に不思議な人を見かけました。
恐らく祖父と孫という組み合わせだと思うのですが、ずっとこの位置で駅のホームを覗いていました。
そして電車が近づいてくると孫のテンションもマックスに…!なったと思ったら、ホームに入ってくる電車を眺めるでもなく、出ていく様子を見送るでもなく立ち去ってしまいました。
電車が入ってくるまでのドキドキ感が好きとか、そういう感じなのでしょうか。
将来、なかなか有能なマニアになりそうな予感です。
先に紹介したおまわりさんにも教えていただいたのですが、熊山駅は「種をまく旅人」という映画のロケ地になっていたそうです。
映画は見ていませんが、たしかにレトロな感じが素敵な駅舎です。
この時は電車が来る直前で、この辺りにも人がいたのでちょっと分かりづらい写真になってしまいました。
また改めて訪れてみましょう。
最後にもう一つ、興味深かった物を紹介します。
熊山町広報板です。熊山町時代から使用されている古い看板です。
この手の古い広報板自体はたまに見かけますが、現役で使用されているのは意外と珍しいです。
駅前という立地のお陰でしょうか。