岡山はやっぱり「晴れの国」 全国1位を維持、気象データ調査(https://www.sanyonews.jp/article/1153918)
気象庁が10年ぶりに気象データの平年値を改訂しました。
岡山県は降水量1ミリ未満の年間日数が全国1位の座をキープしました。
10年ぶりのデータ更新
このデータは例年10年に一度更新されており、この調査上で「全国の県庁所在地の降水量1mm未満の年間日数」が一位なのが岡山県の「晴れの国」というキャッチコピーの論拠になっています。
今回の調査では年間降水量の少なさも1143.1mmで全国2位(1位は長野県)になりました。
有名な話ですが、「晴れの国」は雨が少ない事に由来します。
同調査における最新の岡山県の日照量は全国15位です。
確かVISION岡山の記事だったと思うのですが、この更新の10年間の中盤辺りまでは広島の数字が良くて、岡山県は陥落の可能性もあったようですね。
残りの5年でしっかり伸ばして、面目躍如といったところでしょうか。
晴れの国を使い続けるの?
岡山県ではこのデータ更新を受けて、
新型コロナウイルス禍で注目される地方への移住・定住や企業誘致の推進に向けてアピールを強める方針だ。
と、山陽新聞の記事で報じられています。
しかし岡山県は2018年に西日本豪雨災害で大きな被害が出たばかりです。
対策が進められて今後の安全面は当然に確保されるのでしょうが…、発生から数年の時点で晴れの国のアピールを強める事が正解なのか疑問な部分もあります。
以前に読んだ郷土史の本でこの「晴れの国・岡山」というキャッチフレーズを疑問視する記載がありました。
これは県南部の事を指すフレーズで、県全体を表現している内容ではないと。
確かに県北部は降水量が少ないわけではありません。
西日本豪雨災害があっても首位をキープしたのは晴れの国である事の証明ですが、この機に県全体をアピールできる新しいキャッチフレーズを検討するのもアリではないかと思いました。