僕がメインで使っているパソコンのOSはLinuxです。
これまでHPを作る際に、必ずWINDOWSのIEで動作確認をしていたので、そのついでにFFFTPというソフトでミラーリングアップロードを行って更新作業をしてきました。
けど、昨今ではIEとFFやCHROMEでも表示に差異もみられなくなってきているので、その作業を省きたいという気持ちがありました。
そこで問題になったのがFTPクライアントでした。
今までWINDOWS定番のFFFTPを使っていたので、なんとなくミラーリングアップロードが使いたい。
時間がかかるので普段の更新時にはミラーリングアップロードは使っていないのですが、たまにファイルの削除し忘れなどが無いかの確認に便利な機能です。
LinuxのFTPでは、FileZilla辺りが使いやすいのですが、ミラーリングアップロードは未対応。
lftpは軽快に使えて便利だし、ミラーリングも対応していますが、これまでFFFTPを使い続けてきた事もあって、UIが欲しい。
ならWINDOWS使えやって事かなぁって思っていたら、FFFTPとWINEの組合せを思いつきました。
検索してみたら動作OKの報告が複数見つかったので、さっそくFTPをインストール。
使ってみた感じは違和感はありませんでした。
ネット上で調べた限りでは、転送中止をするとFFFTP.がフリーズする、FFFTP上からの編集が不可といった不都合が見られましたが、前者は転送を中止したらソフトを再起動させればOKですし、FFFTPからの編集だって別にフォルダからしてやれば良いので我慢できます。
慣れた環境で、しかもミラーリングアップロードが出来るのであれば、そのぐらいの不具合は問題になりません。
自分で使ってみた中で気になったのは2点。
まず一つは動作が少し遅い。
ファイル数が多いHPの更新なので、Winで使っていても相応の時間がかかるのですが、HP全体をミラーリングアップロードさせると、倍以上の時間がかかります。
ただし、ディレクトリを選んでのミラーリングはほぼ違和感なしで出来ます。
もう一つは削除に対する『N』ボタンの動作です。
CGIなどでアップロードしたファイルをFFFTPが消そうとする動作に対してキーボードの『N』を押しっ放しで削除しますか?を『いいえ』にし続けていたのですが、何故かこれが押しっ放しでは反応してくれません。
Nボタン連打又は、マウスでクリック連打で対処できるので、こちらも我慢しましょう。
ちなみに使用環境はUbuntuベースのZorinOSで、バージョンはディストリビューション、WINE、FFFTP共にそれぞれ現時点の最新バージョンです。