賛否両論!?月見橋
延養亭
岡山後楽園は共通チケットが販売されていることもあり、岡山城と一緒に観光される方が多くおられる事と思います。
その際に通るのが月見橋です。
上の写真の中央部分に架かっている、旭川を超えて岡山城と後楽園を繋ぐ橋です。
近代的な見た目からも判る通り、この橋は比較的近年になって架けられました。
1957年に開催される『岡山産業文化大博覧会』へ向けて、開催場所でもある岡山城と後楽園をスムーズに行き来出るようにするのが目的でした。
(昭和21年、鶴見橋から後楽園へ向かう人々の様子)
この写真は後楽園で行われるイベントに向かう為に鶴見橋を渡る人々です。
月見橋が出来る以前は後楽園へ向かう唯一のルートだったので、行事がある時にはとても混雑していました。
有料時代
月見橋には有料の時代がありました。
1954年の完成から、1959年までの期間は有料の橋として運営されており、当時の金額で10円の通行料が必要でした。
現在の感覚で言えば100円程度を支払う感覚でしょうか。
その後は現在まで無料で運用されています。
デザインはアリ?ナシ?
月見橋のデザインに関しては長く賛否の議論があります。
歴史のある城と大名庭園を結ぶ橋にしては、素材もデザインも近代的なもので、マッチしないと言う意見があるのです。
新たな橋の建造を求める声も少なくないようです。
ミスマッチなところが良いと感じるのか、それとも2つの名所に合わせた歴史を感じさせる佇まいにするのがいいのか…。
皆様はどのように思われますでしょうか?
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写真
上:『月見橋』(写真撮影:岡山の街角から)
下:『昔の鶴見橋』(写真提供:どてら親父の隠居部屋 様)
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