「責任能力が完全には失われていない」 父親を殺害した罪に問われている男、検察が懲役6年求刑 岡山・倉敷市(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200210-00010010-ksbv-l33)
2018年に倉敷市で発生した殺人事件で、父親を殺害した男性の責任能力について問えるものと判断が下され、懲役6年の求刑がなされたというニュースが有りました。
どんな事件だった?
2018年11月の初め頃、自宅で父親の首を絞めて殺害した事件です。
殺害後も速やかに通報は行わず、数日間そのまま暮らしていました。
父親を訪ねてきた人に、部屋の襖を開けて布団で横たわる遺体を見せて寝ていると偽るなど、やや奇行とも取れる行動がニュースで話題になりました。
どうして責任能力を問われたの?
裁判の中で被告はお酒に酔っており、酩酊状態だった事を明らかにしています。
そこで責任能力が焦点となりました。
弁護側が求めたのは心神喪失状態による無罪でした。
裁判では飲酒の影響を完全に否定はしないものの、責任能力は問えるとして懲役6年を求刑しました。
その時にどれくらい酔っていたのかは、もはや本人にしか判りません。
しかし深酒で殺人が無罪になるのであれば、今後は全ての殺人犯が犯行の前後にお酒を飲むようになってしまうのではないでしょうか。
個人的には妥当な判決であると感じました。