※以下はMaxthonのVer.5の時の記事です。現在のバージョンの事は触れていないのでご了承ください。
知人から頼まれてMX5というブラウザの日本語化について調べていました。
MX5って何ぞや?
MX5は実は名前ではありません。
MaxthonというブラウザのVer.5(Maxthon5)の事を指しています。
中国産のブラウザで、中国が国として行っているネット検閲を回避する機能が備わっている事で人気のようです。
系列としてはChromeベースで、既にサポートが終了しているXPにも対応しています。
その為に日本でもXPを使い続けたいユーザーが利用するケースがあるようです。
ベースが最新のブラウザなので、SNSの動画再生などXPの他のブラウザでは出来なくなっている事が可能になります。
※念の為に書いておきますが、サポートの切れたOSでのネットは危険なのでご注意ください。
日本語化は出来るの?
そして肝心の日本語化ですが、使っている人曰く「前は出来た」との事。
個人的に中国系のブラウザをインストールするのに微妙に抵抗があったので、その人のパソコンで確認してきました。
そして確かに英語になっていました。
設定から言語を調べても日本語は入っていません。
色々と検索してみると、wikipediaなどでVer.4までは有志が日本語化していた事が判りました。
そしてVer.5の物は作られていないものの、Ver.4用の物で日本語化が出来るようです。
いざ、日本語化!
ネットで検索すると、Maxthon用の言語パッケージja-jp.lngが見つかりました。
これがVer.4.9.4.3のもので、これを用いることでVer.5も日本語化が可能です。
ページの一番下でURLを記載するので、必ず続きを読んでそれでも「入れてみよう」と思う方は試して下さい。
言語ファイルを下記の手順でMaxthon5に導入します。
・Maxthon5を閉じておく
・Cドライブから”Program Files“へ入る
・以下、Maxthon→Bin→Localesの順にフォルダを開く
・Localesのフォルダにja-jp.lngを放り込む
・Maxthonを起動する
・日本語化完了
手順はこうでした。
言語設定はデフォルト設定は表示されている英語ではなく、正確にはシステム言語になっています。
対応する言語パックがない場合、英語で表示される設定なのですね。
なので日本語パックが入った時点で、何もしなくても日本語化されます。
微妙な日本語化
導入したランゲージパックについて。
元々のVer.4時代の日本語化の完成度がどのようなものだったのか判りませんが、少なくともMaxthon5で使う分には充分な日本語化ではありません。
ブラウザの機能で定番の、例えば”進む・戻る”や、”お気に入りに追加する”…こういった言語は完璧とは言えないまでも、普通のブラウジングの妨げにならない程度には日本語化されています。
しかし設定の見出しであったり、Maxthon独自の機能については日本語化されずに英語表記です。
Ver.4と5のバージョン違いの為なのか、あまり使わない機能なので言語ファイルを作った有志が日本語化を行わなかった可能性もあるとでしょう。
なので独自の機能の日本語化に期待している方は、残念ながら頑張って英語を読むしかありません。
基本的な動作を日本語化したいなら概ね問題ありません。
ダウンロードについて
今回使ったVer.4.9.4.3用のja-jp.lngのダウンロードのURLを貼っておきます。
ファイルはうちのサイトではなく、外部のダウンロード用のURLです。
導入前に必ず下記の事をご理解ください。
・バージョンが違う為の不具合が出る可能性があるので、全て自己責任で行ってください。
・記事の通り完全な日本語化は出来ません。
・この記事を書いている私は、日本語化パックの作成や修正を行う人間ではありません。
よって、問い合わせには一切お答えしませんし、サポートも行いません。
・今回、言語を入れたMaxthon5のバージョンは5.2.6.1000です。これ以降のバージョンについては動作の確認をしていません。
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