被害総額は約3億5000万円に…自営業の男4人が特定商取引法違反の疑いで警察に逮捕【岡山・岡山市】(https://news.yahoo.co.jp/articles/42579603e8bd8f9f36093f0ae2f060a1b2632981

2020年10月2日、岡山市の自営業の男ら4人が特定商取引法違反の疑いで逮捕されました。
バイナリーオプションと呼ばれる投資に関する情報商材の販売の際に、返金に関する情報を記載せず、契約解除を妨げた疑いがもたれています。

概要

逮捕された男性らはいわゆる情報商材を販売していました。
これはバイナリーオプションに関する内容で、岡山県内では3人の被害者が確認されています。

50万円と高額な商材であるにもかかわらず、手続きの際に契約の解除・返金に必要な記載をしてませんでした。
そして客に対して返金が出来ないと説明をしていました。

岡山県外で被害者は約450人、被害総額は3億5千万円に上るとみられています。
被害者は主にマッチングアプリで知り合い、購入に至ったそうです。

バイナリーオプションとは?

バイナリーオプションは円高になるか円安になるかを推測してチケットを購入するタイプの投資です。

値動きの大きさではなく、単純に上がるか下がるかで利益が確定します。
なので大暴落してしまったとしても、購入したチケット以上の損失を被る事は有りません。

小額から出来る事もあり、初心者からでも始め易い投資として人気です。
しかし初心者が多い事を利用してか、詐欺まがいの行為や、せっかく得た利益が出金して貰えない等のトラブルも多く起こりました。
私のザっとした説明だけで、簡単な投資があるのだとは思わないようにお願いしますね。

感想

情報商材というとネットが発達していなかった時代の産物のようなイメージがありますが、意外と現在の社会でもよく販売されているのです。

YouTubeなどを見ていると、情報商材を販売している方が動画で色々な解説をしていたりします。
その多くは有益なもので、実際に勉強になります。

そしてそうやってカリスマ性や信頼度を高めて、最も肝心な部分を情報商材として販売するようです。
その人の知識が正しい物である事を理解した上で購入出来る事や、動画に本人が出ている事から生まれる信頼感もあります。

今回の被害者の多くはマッチングアプリから…という事なので、恐らく投資に興味がある方にアクセスして、「この人たちはきちんと知識があり、攻略法も持っているのだろう」という信頼を勝ち得たうえでの販売だったのでしょう。

このやり方はウェブサイトのアクセスを集める為の手法の中で、既に何年も前から提唱されてきたやり方でもあります。
Googleの検索エンジンや、もちろん利用者も賢くなってきているので、従来の小手先の方法では結果が残せなくなってきました。

そこでSNSなどを利用して、発信者自身がカリスマ…最近の良い方で言えばインフルエンサーになるのです。
そうする事でその一つの投稿からサイトへの流入も増えますし、情報商材などの商品の販売にも繋がりるという物です。

それらの中には実際に役立つものも多く含まれている筈です。
しかし、今回のケースのように危険な物が含まれている事もあるのです。
最終的には選ぶ我々自身の判断にゆだねられますが、いくらマッチングアプリ、SNSなどで信頼がおけそうと思っていても、小さくない額の物の購入は慎重に決めましょう。




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