今、岡山の歴史と言う本を読んでいるのですが、冒頭で北部と南部の人口の差について記載されていました。
…そういえば県南、県北ってどこを境界とするんだろう。
普段、当たり前のように北部と南部という言葉を使い分けているのですが、どこにあるのでしょう。
色々と調べてみました。
一番北部、南部と言う使い分けをするのは天気予報です。
そこで日本気象協会の天気予報サイト『tenki.jp』で調べてみました。
北部に分類されている市町村
津山市、新見市、真庭市、美作市、新庄村、鏡野町、勝央町、奈義町
西粟倉村、久米南町、美咲町
南部に分類されている市町村
岡山市、倉敷市、玉野市、笠岡市、井原市、総社市、高梁市、備前市
瀬戸内市、赤磐市、浅口市、和気町、早島町、里庄町、矢掛町、吉備中央町
天気予報的には県北、県南というのはこの分類のようです。
個人的には余り違和感はなく、まぁそんな感じなのかなと納得できました。
ところでこの分類は県民局の分類でいうと、以下のようになります。
北部:美作県民局+新見市(備中県民局)
南部:備前県民局+備中県民局-新見市(備中県民局だが、天気予報の分類では北部となる)
数学みたいになってしまいました。
新見市を除いては美作県民局のエリアが県北です。
ちなみにHP『岡山の街角から』の地名の由来のコンテンツも、当初は南北で分けようとしていたのですが、境界がよく判らなくなってしまったので県民局で分けるようになっています。
人口比について
先述の岡山の歴史という本では、北部と南部の人口比が2:8になっていると書いてありました。
これをざっくりと調べてみました。
北部:240,281人+32,097人=272,378人
南部:921,181人+782,965人-32,097人=1,672,049人
(32,097人は新見市の人口、他の数字は県民局の人口。北部は美作県民局+新見市、南部は備前県民局+備中県民局-新見市で計算してます。)
これは厳密な数字ではないのでご了承ください。
wikipediaに掲載の数字のみで計算したので、県民局の人口がH23年度のものなのに対して、新見市の人口は2013年のものです。
他にも外国の方の人口など、細かい数字は計算に入れていません。
こうしてみると確かに南北の人口の差は大きいです。
南部は岡山市が政令指定都市になったり、倉敷市も倉敷駅周辺の開発が進んだりと景気のいい話がありますが、県北の再開発事業も色々と考えていかなければいけないですね。