引用元:鷲羽山ハイランドで走行中のジェットコースターから席の一部が落下 けが人はなし 岡山
倉敷市の遊園地・鷲羽山ハイランドでちょっと怖い事故のニュースがありました。
概要
2019年5月12日、鷲羽山ハイランド内の遊具「スタンディングコースター」が走行中に、座席の一部が落ちるという事故がありました。
落ちたのは最後尾の座席の背もたれやサドル部分です。
幸いにも座席には人が座っておらず、落ちたパーツでケガをした人もいませんでした。
当日は複数回の動作確認をした上で、その座席を使用せずに運行を続けたそうです。
※現在は運休です。
※追記(2019年6月24日)
倉敷市は原因としてネジのゆるみとの見方を明らかにしました。
問題点
この出来事には幾つかの問題点があります。
・行政への報告はしてない?
遊園地での事故は行政への報告が必要です。
しかし12日に事故が発生して、遊園地のある倉敷市が事態を把握したのが16日。
倉敷市が鷲羽山ハイランドに事故の報告を求めるという流れになっています。
鷲羽山ハイランド側が報告を怠っていたようです。利用者からの通報で市に伝わったという情報もあるようです。
隠匿していたのか、はたまたけが人が出ていないので報告は必要がないと考えていたのかも知れません。
・当日の運行続行
個人的に最も怖く感じたのは、当日に運行を続けている事です。
前述の通り、事故後に試運転をして再発がない事を確認はしているものの、これはダメでしょう。
事故当日は日曜日で、客が多くて混乱を避ける為に運休に踏み切れなかった…等の事情はあったのかもしれませんが、速やかに停止して専門の業者にしっかりと点検、修繕を行ってもらってからの運行再開が普通の流れではないでしょうか。
感想
鷲羽山ハイランドのジェットコースターでは2017年にも安全バーが折れてけが人が出る事故が起きています。
この時は点検の問題を指摘されていますが、今回は3月に点検を受けています。
前日までに異常はなかったともされているので、鷲羽山ハイランド側としては出来るだけの対処をした上での事故だったのかもしれません。
しかし事後の対応には疑問が残ります。
会社自体の態勢に問題があると思われれば、客は離れて行ってしまいます。
ジェットコースターでこういう事があれば、たとえメリーゴーラウンドでも安心して乗れません。
しっかり挽回して、また安心して楽しめる遊園地になって欲しいですね。
追記:2019年12月、国交省審議会の報告書がまとまりました。
→国交省審議会の報告書の内容などについて
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