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フェリー

港町・玉野

港町・玉野


 今歩いている場所は玉野市の宇野地区です。
 この場所から少し歩くと重要港湾と特定港に指定されている宇野港があります。

 宇野駅付近が港の旅客船のターミナルとです。
 かつては四国への玄関口として賑わった港ですが、現在は宇野港から香川県の高松市へ向かう直通の航路はありません。

 しかし直島、豊島といった香川の離島宇野港の方が近く、買い物や病院などは玉野市内にある施設を利用しており、現在もそれらの島へ向かうフェリーの航路が運航されています。

宇野港開港の歴史


 宇野港が開港される事になったきっかけは、実は製鉄所の建造場所の候補として取り上げられたことでした。
 戦時中の軍需や技術の向上によって製鉄所を増設する事になり、その候補地として宇野港周辺でも調査が行われたのです。

 最終的に製鉄所の用地として選ばれることはありませんでしたが、この出来事を契機に港としての立地の良さが注目されるようになり、整備されるに至りました。

 この事業を猛烈に推進したのが、県知事だった桧垣直右です。
 宇野駅~広潟駅間のページで紹介した『ののちゃんち』という施設がある辺りに、その業績を称える桧垣という地名が残されています。


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写真:フェリー
写真撮影:岡山の街角から


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