下津井電鉄跡を歩く。5:瀬戸大橋線と遭遇
阿津駅跡を過ぎて暫く歩くと、下津井電鉄跡を歩く中でも一番の名所?瀬戸大橋線とクロスする場所へ行き着きます。
高架の瀬戸大橋線の下を下津井電鉄線が抜けていくという、その後の経緯を考えると、皮肉な風景ですが新旧の景色を一度に見れる名スポットで、実は今回こうして歩こうと思ったのも、この景色を見ていきたいという理由が大きなものでした。
上の写真がまさにその場所で、右のなだらかなカーブを描く歩道が風の道、かつての下津井電鉄線です。
ここまでナローゲージの路線跡に見慣れてしまった為か、普段見慣れているはずの瀬戸大橋線や写真には写っていないものの、歩いている最中に駆け抜けていったマリンライナーが異常に大きく見えてしまいました。
しかしこのハイライトを超えると、いきなり景色は一変します。
右の写真のように、山道に入るのです。
ここから少しの間は気合を入れて歩く事になります。
こんな細い山道、しかも結構な傾斜の道をよくあの小さな電車が駆けていったものだなぁと感心するのは、ちょうど瀬戸大橋線の大きな姿を見た為でしょうか。
そういえば、風の道を歩き始めて初めて他の方が散歩をしているのに出会いました。
それも二組も居たので、鷲羽山駅辺りから山を下りるまで、ちょっとした運動に利用されているのかもしれません。
ところでこの辺りの風景は寂しそうに見えるのですが、僕がここを訪れた時は随分と騒々しかったです。
理由は左の写真…。そう、競艇場です。
下津井電鉄線跡の山道は競艇場の横を抜けていくのです。かなり距離が近いので、ボートのエンジン音で騒がしいぐらいでした。
ちなみに琴海の駅の辺りはボートが滑っていくのが見える絶好のスポットになっています。
もちろん競艇好きな方はこんな場所から見るのでは物足りないのでしょうが、競艇に余り興味の無い僕にとってはとても楽しい風景でした。
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写真撮影:岡山の街角から
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