玉比咩神社、玉石に会いに行く4:見下ろした風景
道すがら、振り返ってみると巨大な立石を見下ろせました。先に見た鳥居があるのとは逆方向です。
…やはり、でかい。
道を挟んだ正面側にあるのがガソリンスタンドですが、やけに小さく見えてしまいます。
かつてはこの辺りまで海が来ていたそうで、満潮の際にはこの石まで海水が達する事もあったとか。
玉石と呼ばれていた丸っこい石が現在のような形になったのは海水に浸食された影響でしょうか。
現在の周辺は埋め立ても進んでおり、その頃の名残は残されていません。
またもう少し新しい時代には玉野市電という電車が走っており、この辺りにも『玉比咩神社前』という駅があったそうですが、倉敷市の下津井電鉄跡と同様に線路跡は歩行者・自転車へと改装されていました。
ところで神社の周りを囲むように残されている森の事を『鎮守の森』と呼びます。
神社の周りだけ森が残されているような風景を目にした方も多い事でしょうが、古くからの自然がそのまま残されている事が多く、その辺りの自然の事を知るための指標としても用いられる事があるそうです。
…なーんて、風流な事を思いながら歩いていたら、こんな看板を見つけました。
鎮守の森の雰囲気に浸っているところへ『保安林』って…。
なんだか雰囲気壊れるなぁ…。
目的はどうであれ、保安林に指定されているという事は容易に伐採される事も無いという事でもあるので、良いのかもしれません。
地元の神様として、悪いものから土砂まで守って下さるのだと言うことにしておきましょう。
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写真撮影:岡山の街角から
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