4月5日-鈴木商店が倒産 玉野に残る鈴木商店の煙突
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写真の右端の茶色の煙突が鈴木商店が建造した物
4月5日-今日は何の日?
今日は1927年に鈴木商店が倒産した日です。
鈴木商店は戦前の日本の財閥です。
全盛期には三井物産、三菱商事と言った財閥を大きく上回る売り上げを記録していました。
しかし株式上場をせずに台湾銀行からの融資を主に事業を進めていた為、昭和金融恐慌の影響をもろに受けてしまいました。
取り付け騒ぎの影響で台湾銀行からの融資が得られなくなってしまったのです。
鈴木商店は自社の金融機関を持っておらず、系列にあった第六十五銀行では鈴木商事を支えきれなかった為に資金が枯渇して倒産となりました。
玉野に残る鈴木商店の煙突
鈴木商店は1915年に玉野市にある日比製錬所(現・パンパシフィック・カッパー 日比製錬所)の営業権を取得しました。
この時に熔鉱炉と大きな煙突を建造しています。
煙突は現在も日比製錬所の山の上に残されています。
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ただしこの煙突は既に現役ではありません。
現在は三代目が使用されており、建造順に太郎煙突(鈴木商店が建造した煙突)、次郎煙突(太郎煙突の次に作られた煙突で使用されていません)、三郎煙突(現役)と名付けられています。
太郎煙突は地元のランドマークとして親しまれています。
次郎煙突が建造された際に撤去される予定でしたが、地元の要望もあってそのまま残されることになりました。
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