2月29日-法然の忌日 岡山出身の宗教家

2月29日-法然の忌日 岡山出身の宗教家
2月29日-今日は何の日?

今日は浄土宗の開祖である法然の忌日です。
1212年の今日が祥月命日です。(旧暦1月25日)

法然はそれまで貴族のものだった仏教を、民衆にまで広げた人物です。
それが浄土宗で、南無阿弥陀仏を口に出してとなえれば、仏の救済をうけて極楽へ往生できるという考えをもたらしました。

厳しい修行も、難しいお経を唱える事も、高額なお布施も必要もない。
末法思想が広がり、人々が不安に囚われている中でこの考え方は広く受け入れられていきました。

余談ですが、法然の遺体は亡くなった後も火葬は行われずにいました。
なんと十七回忌になってようやく火葬をしたのだとか。一体どのような状態で保管されていたのか気になりますね。

 

岡山は法然の出身地

法然は現在の久米南町で生まれ育っています。

父親は押領使と呼ばれる治安維持を主とする警察官のような仕事をしてました。
しかし法然が9歳の頃に、土地について争いのあった相手に夜討ちを受けて亡くなってしまいます。
そして母方の叔父がいる菩提寺に引き取られることになりますが、ここで才能を見出された法然は比叡山へ行くことになります。

生誕地である旧宅跡は法然の門徒の一人である熊谷直実によって誕生寺が建立されています。

また菩提寺には法然が杖代わりに用いたイチョウの枝を学業成就を願って挿したものが芽吹いたとされるイチョウの木があります。
樹齢的にも法然が菩提寺を訪れた頃と合うのだとか…。

 

参考URL
誕生寺(岡山の街角から)
菩提寺のイチョウ(岡山の街角から)

紹介

岡山県の地名の由来、郷土史を扱うWEBサイト・岡山の街角からを運営しています。 このブログでは今日は何の日?をお題に、岡山県の話題をご紹介しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*