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    楯築遺跡

楯築遺跡

楯築遺跡(写真は遺跡にある墳丘墓)
建設:弥生時代後半、3世紀ごろ
所在地:倉敷市矢部
被葬者:不明
国指定:史跡
関連リンク:倉敷市による紹介ページ

写真提供:岡山県
 岡山県で古代の墓というと、造山古墳や作山古墳といった大型の古墳が有名ですが、それ以外に倉敷市にある楯築遺跡も弥生時代の墳丘墓としては非常に大規模で、県内でも最大の規模を誇ります。
 (※墳丘墓とは盛り土をした墓で、後の古墳の原型ともいえるものです)

 上記の写真は墳丘墓の中央部に位置する円丘にある立石です。
 これらの石は最大で4mに達するものもあり、地中に埋葬されていた木棺を取り囲むように配置されています。
 発掘調査では後に埴輪へと発展する特殊器台や特殊壷が発掘されているほか、大量の朱が発掘されました。

 現在ではこうした遺物は岡山大学考古学資料館へ保管されています。
 (※岡山大学考古学資料館は普段は一般公開されていません)
 周辺は史跡公園として公開されているので、実際に見学へ行く事も可能です。
 この神秘的な風景からか、吉備津彦命が温羅と戦う際に防御を固める為に石を盾として設置したという伝承も残されています。

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