犬島精錬所跡
詳細
■ 指定:近代化産業遺跡
■ 所在地:岡山市東区犬島
■ 建設:1909年
■ 営業時間:見学は24時間可(美術館は除く)
■ 入場料:無料
■ 関連リンク:犬島の地名の由来
犬島精錬所の歴史
岡山市の犬島は近年になって芸術の分野での町おこしが進められ、現在では観光地として広く知られるようになりました。
その中心的な施設として知られるのが、犬島精錬所跡です。
1909年に創業した銅の精錬所跡です。
大正時代の最盛期には従業員や家族で島の人口が5,000人を超えた事もあります。
しかし銅の価格が暴落した影響を受けて、1925年に廃業しました。
産業を失った島からは徐々に人が離れていき、精錬所の建物は、風化しながら放置されました。
アートの島としての再生
時代は流れ、残されていた建物を芸術として活用しようとする動きが出ました。
それが地元企業であるベネッセコーポレーションによる『犬島アートプロジェクト』です。
これにより美術館などの関連施設の整備が進められました。
上記の写真は精錬所周辺で、二つの煙突はさながら犬島のシンボルタワーのような役割を果たしています。