穴井手(用水路)
詳細
■ 時代:元禄時代
■ 所在地:岡山県高梁市成羽町成羽1982
■ 営業時間:見学は24時間可
■ 入場料:無料
■ 駐車場:無し
穴井手とは
高梁市成羽町の旧吹屋往来とと道から島木川の方に逸れて進んでいくと、1つの看板が見えてきました。

穴井手という用水路に関する内容が記されています。
用水路を整備したのは元禄時代に社会奉仕に身を捧げたという帯屋全久です。全久は帯屋という酒造業を営む男性です。
当時の古町郷では島木川に岩盤が突き出ており、田んぼに水を引くことが出来ませんでした。全久はこの不便を取り払う為に私費を投じて岩盤を砕いて長さ16.7mの用水路を作り上げました。
これが現在まで使用され続けている穴井手です。
どこにある、穴井手
訪問時に困ったのが、穴井手がどこにあるのかサッパリ分からなかった事です。
Googleマップの口コミを見ても同様の書き込みがあったので、同じように困っている方は多かったようです。
というのも看板のある辺りで用水路は道の下を通っており、それらしい物が見つけられないのです。
まずページ冒頭の写真では桜の下に小さな水門のような設備が見えます。これが道の下を潜っていく辺りの穴井手です。ここから田んぼへ水を運んでいます。
そして実は看板の辺りでも少しだけ穴井手を確認できます。

看板のすぐ隣に林公会堂が建っており、その下を流れているのが穴井手です。
これは注意書きがないとなかなか気づけないのではないでしょうか。実際に用水路を視認するなら、島木川からの方が分かりやすいです。