藤戸饅頭
藤戸饅頭
岡山県ではこう呼ぶ!・藤戸饅頭
販売場所
・藤戸饅頭本舗本店、串田店 他
備 考
藤戸合戦に由来するというお菓子
藤戸饅頭
岡山県の銘菓といえば大手まんぢゅうが有名ですが、それとよく似たお菓子で藤戸饅頭も人気です。
下の写真のようにどちらも薄皮の酒饅頭で見た目がよく似ているのが特徴です。
しかし食べた感じでは意外と舌触りが異なります。
販売場所は製造している藤戸饅頭本舗の本店と串田店の他に一部のSAや、スーパーマーケットなどで販売されていることもあります。
お土産や贈答品によく用いられる大手まんぢゅうに対し、賞味期限が短い藤戸饅頭は余りお土産や通販に適さず、その為か知名度ではやや劣ります。
歴史
藤戸饅頭を作る藤戸饅頭本舗は岡山県内でも最も歴史の長い企業です。
藤戸饅頭の歴史は、なんと1184年まで遡ります。
倉敷市藤戸地区で繰り広げられた源平合戦の藤戸合戦の際に、浦の男と呼ばれる人物が戦における機密情報を守る為に殺害されました。
後に藤戸寺で浦の男を供養する為の法要が営まれました。
この時に出されたお菓子が藤戸饅頭の起源です。
ただし当時はまだ饅頭が日本に伝来する以前で、現在の藤戸饅頭とは異なる別のお菓子だったと考えられています。
現在のような薄皮の酒饅頭のスタイルになったのは、大手まんぢゅうの登場以降の事です。