TOPコラムコラム・岡山の事件簿>69.津山藩の怪奇現象

津山城跡(鶴山公園)

津山藩での怪奇現象

津山藩の怪奇現象


 正式な記録として残っている事件ではありませんが、森 長武が藩主を時代に津山藩で怪奇現象があったという噂が残されています。
 岩下哲典の著作「津山藩」の中に紹介されている現象があるので紹介しましょう。

・城から煙が上がった
・それを見て慌てていた足軽、侍らが消え去った
・夜に光があって、真昼のように明るくなった

 これらの現象は長武の厳しい年貢の取り立て、家臣や寺院の知行の1/4の収公、扶持の削減などを行った政治を改めるように天からの警告だったと語られたそうです。
 

長武の政治


 森 長武は就任当初から期間限定の藩主だったと考えられています。

 森家では森 長継の跡を継ぐ藩主は長武の兄である忠継が継ぐ方向でした。しかし忠継が38歳で早世。
 長継は亡くなる寸前の忠継に彼の子である長成に藩主を継がせる事を約束したものの、まだ4歳で藩主に就くには早すぎます。しかし長継も長成の成人を待つには年を取っていたので、その繋ぎとして長武を藩主としました。
(関連リンク:期間限定の藩主・森 長武)

 なので長武の関心は隠居後に大名になる事にあったとも言われ、負担の大きな政策は短期間で結果を残そうという功を焦るような部分もあったのかもしれません。

 家臣からの諫言を嫌い、自らの腹心である横山頼次を呼び寄せて政治を行っていましたが、先の怪異現象の噂では横山の呪詛説も出ていました。
 火のないところに煙は立たないとは言いますが、重用された横山頼次も長武の政治に疑問を抱いていたという証拠なのかもしれません。


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写真:津山城跡(鶴山公園)


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