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『釣りバカ日誌のロケ支援委員会の不祥事』
釣りバカ日誌、岡山ロケの裏で…
映画で大人気だった釣りバカ日誌シリーズ第18弾の「ハマちゃんスーちゃん瀬戸の約束」は岡山県が舞台となり、ロケが行われました。
大人気シリーズだけに岡山県も力を入れて岡山ロケ支援委員会を発足しました。
作品のロケ協力にもその名前が挙げられていますが、実はその陰でちょっとした事件が起こっていました。
実は委員会のお金164万円が使途不明金になっていたのです。
この件について決算報告に虚偽申告をしていたとして、岡山県の職員で、支援委員会の事務局長を努めた男性が懲戒免職になりました。
その後と、使途不明金の行方
事務局長だった男性は、逆に岡山県に損害賠償を求める訴訟を起こしています。
この時に使途不明金の内容についても述べられていました。
映画やメディアの関係者との会食というのがその理由です。
会食と言うには金額が大きいことを考えると、飲み屋などを用いた接待という意味合いと見るのが妥当でしょう。
領収書をそのまま出して相手に迷惑がかかることを懸念して、その事が虚偽申告をする原因だったのです。
残念ながらこの訴訟が最終的にどのように決着したのかが判らなかったので、この主張が真実に基づくものだったのかどうかは不明です。
男性としては事情が伝われば懲戒免職にする以外の方法もあったであろう事や、県が発表時に横領での刑事告発を県警と協議している事も公表したことなどを不満としての訴訟だったそうです。
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写真:お金
写真提供:イラストAC
