『銭を焼く風』
銭を焼く風
かつて岡山市北区の京橋周辺に銭を焼く風に当たろうとする人々が殺到するという出来事がありました。
銭を焼く風とはなんぞや?と思う方も多いと思いますが、これは本当にそのままの意味なのです。
これが起きたのは1873年で、焼かれた銭は藩札です。
明治時代に入って新紙幣に切り替わったので、使用されなくなった藩札を京橋下の川で焼却処分する事になりました。
使用されなくなったと言えども、銭を焼く風を浴びるのは縁起が良さそうだと考えた人々が京橋周辺に集まったのです。
通行止め!
この時にどのくらいの人々が集まったのかの詳細なデータは、残念ながら見つけられませんでした。
しかし余りの人の多さに京橋は通行止めになるほどだったそうです。
かなりの人が集まったことが想像できます。
焼かれた紙幣の数はなんと587万枚。
この風に当たった人たちが、後に金運に恵まれたかどうかは不明です。
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画像:『現在の京橋』
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