『矢掛の大火』
矢掛の大火とは?
1927年に矢掛町金谷で大規模な火災が発生しました。
後に「矢掛の大火」と名付けられた火災です。
火災が起きた日は台風並みの強風の日で、次々に延焼していきました。
消火には6時間を要し、金谷地区の住宅91軒が全焼しました。
周辺地域から多くの消防団が応援に訪れ、消火活動に携わった延べ人数は約3千人だったと見られています。
火事の原因
最初に火災が起きたのは金谷の鶏舎です。
大量に発生した羽虫を駆除する目的で石油を巻いた所に引火し、それが前述の強風に煽られて次々に燃え移って行きました。
石油で害虫駆除をどのようにするのかが気になってネット検索をしてみました。
すると農薬工業会のサイトで水田に鯨油を入れて、そこに虫を落として駆除していたという伝統的な方法が紹介されていました。
明治時代以降は鯨油ではなく石油を使うようになったそうです。
また現在でもシロアリ対策で発生場所に石油をかけて駆除するという方法があるそうです。
石油は伝統的な害虫駆除の方法だったのですね。
※危険ですので石油による害虫駆除を試さないで下さい。
関連リンク
画像:『鳥取県』
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