『岡山の空を飛行機が飛んだ日』
岡山の空を飛んだ飛行機
記録が確認できる中で、飛行機が初めて岡山の空を飛んだのは1912年です。
現在の岡山県総合グラウンドの場所で航空ショーが行われたのが最初です。
12月20日に日本の航空のパイオニアと呼ばれる奈良原三次が開発した鳳号が上空を旋回しました。
航空ショーと言っても現在のような華やかな催しではなく、8分間で上空を3周半するだけのシンプルな内容でしたが、見学客は数万人に及びました。
この公表を受けて日程が一日延長されたそうです。
岡山を飛んだ人
少し話は変わりますが、岡山市は人が飛んだことでも有名です。
表具屋・幸吉などと呼ばれる人物が、表具職人としての技術を活かして鳥を模した翼を作り、京橋から飛び立ちました。
飛ぶと言っても現在のハングライダーのような形で滑空したもので、飛行距離も非常に短いものだったようです。
しかし時代は江戸時代。まだ人が飛ぶ事を想像もしていなかった頃なので、目撃した人々は驚き、大混乱になりました。
せっかくの日本人初飛行の記録ですが、残念ながら幸吉は所払いとなり岡山から追い出されてしまいました。
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画像:『紙飛行機』
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