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地名の由来:広高山
広高山と神功皇后
広高山は瀬戸内市にある標高166mの山です。
広くて高い山というには、ちょっと物足りない大きさで すが、何故このような名前がつけられているのでしょう?
地名の由来を辿ってみると、神功皇后の伝説が関係しているようです。
神功皇后の実在性についてはやや疑問が残る部分がありますが、日本各地に登場して伝説や地名を残しています。
瀬戸内市では他に牛窓の由来にも関係し ています。
地名の由来
神功皇后は潮待ちの最中に牛窓半島の岬へ鏑矢を打つと言う余興を行いました。
その際に海へ乗り入れるのに使われたのが、彼女の愛馬の白鷹です。
白鷹はその後、船に戻り損ねて入り江を渡って本土へ行ってしまうのですが、最後に死んだ場所が広高山です。
その後、神功皇后の愛馬の最後の地と言う事で、白鷹山と呼ば れていましたが、やがて転じて、現在の広高山となったと伝えられています。
尚、白鷹が上陸した場所は瀬戸町才崎(白 い馬が白サイと見間違えられた)、瀬戸内市尻海(馬 の尻を目撃した人がいた)といった地名になっています。

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関連リンク
写真:広高山からの風景
写真提供:Googleマップ