8月26日-楠本イネの忌日 岡山のオランダ通りの由来となった

8月26日-楠本イネの忌日 岡山のオランダ通りの由来となった
8月26日-今日は何の日?

今日はオランダおいねの名前で知られる医師・楠本イネの忌日です。
長崎の出島のオランダ商館医で、シーボルト事件で知られるフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトの娘です。
シーボルトは実際にはドイツ人ですが、オランダ人と偽っていた事から、イネは前述のようにオランダおいねと呼ばれるようになりました。

イネは日本人の女性として初めて西洋医学を学んだ産科医です。
彼女に産科医としての教育をしたのは、父・シーボルトの門下生である石井宗謙です。
しかし彼は彼女を強姦し、妊娠させています。
彼女は授かった子を、天からただで貰った子だという意味を込めて、タダ、タダ子と呼びました。(後に高子へ改名)




オランダ通りはイネに由来する

岡山市の表町にあるオランダ通りの名称は、楠本イネに由来します。

彼女が産科を学んだ石井宗謙は岡山市に住んでおり、イネも岡山に数年間滞在していました。
その場所がオランダ通りの辺りでした。

表町商店街がシンボルマークとしてチューリップを用いているのも、同様の理由です。

紹介

岡山県の地名の由来、郷土史を扱うWEBサイト・岡山の街角からを運営しています。 このブログでは今日は何の日?をお題に、岡山県の話題をご紹介しています。

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