6月25日-八つ墓村へ出発した日 岡山に八つ墓村はあるの?

6月25日-八つ墓村へ出発した日 岡山に八つ墓村はあるの?
6月25日-今日は何の日?

今日は横溝正史の小説・八つ墓村において、主要登場人物である寺田辰也と森 美也子が八つ墓村へ出発した日です。

寺田辰也は天涯孤独の身でしたが、実は岡山にある八つ墓村の資産家・田治見家の当主の私生子でした。
田治見家には寺田辰也の異母兄姉がいましたが病弱で、もし何かあれば従兄弟の家系である里村家が家を継ぐ事になる状況でした。

そこで私生子とは言え、田治見家の当主の子である寺田辰也を呼び戻すことになったのです。

岡山にある?八つ墓村

作品中では岡山県にあるとされている八つ墓村ですが、これは存在した事のない地名です。

八つ墓村の所在地については”伯備線のN駅から更に鳥取との県境へ向かう辺り”と作品中に書かれています。
この条件に合致するのは伯備線でNが頭文字の駅がある新見市、そこから県境に向かう方向にある新庄村、真庭市辺りになります。

名前に関しては八束(ヤツカ)村(現・真庭市)が候補ではないかとする説があります。
ヤツカは漢字を変えれば八塚となり、八つ墓にも通じます。
しかしタイトルは元々は七つ墓村だったとも伝えられており、関係性は判然としていません。

ちなみに八つ墓村で過去に起こった32人の大量殺人は津山市で発生した津山事件がモデルになっており、これを持って津山市を八つ墓村ではないかと考える方もおられるようです。




紹介

岡山県の地名の由来、郷土史を扱うWEBサイト・岡山の街角からを運営しています。 このブログでは今日は何の日?をお題に、岡山県の話題をご紹介しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*