2月18日-方言の日 岡山弁はなぜきつく感じられる?
2月18日-今日は何の日?
今日は鹿児島県大島支庁が制定する方言の日です。
鹿児島県の与論島の方言で、言葉の事をふとぅばと発音する事から、2月18日の語呂で制定されました。
近くにあるとは言えど島ごとで方言の違いは少なくないようで、県の公式サイトによると方言の日という呼び方は下記のように分かれるのだそうです。
奄美大島
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「シマユムタの日」
「シマクトゥバの日」
「島口の日」
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喜界島
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「シマユミタの日」
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徳之島
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「シマグチ(島口)の日」
「シマユミィタの日」
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沖永良部島
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「島ムニの日」
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与論島
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「ユンヌフトゥバの日」
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岡山弁はなぜきつく感じる?
岡山の言葉と言えば岡山弁があります。
岡山県内でも地域ごとで使われる言葉やイントネーションには差異がありますが、概ね県外の方から共通して言われるのは「言葉がきつい」、「怒っているように聞こえる」といった事でしょうか。
普通に話しているつもりが…なぜ、そのようになるのでしょう?
その理由の一つとして考えられるのが”ガ行鼻濁音の不使用”です。
鼻濁音は濁音を鼻に音が抜けるように発音する事です。
これによりガの発音が(強調して書くと)ンガのような発音になり、やや優しい響きになります。
しかし岡山弁ではガは破裂音のままで発音するので、鼻濁音を用いる地域の人からするときつく感じられてしまうのだとか。
これは岡山県だけではなく中四国、九州などで見られる傾向です。
岡山弁のイントネーションは標準語に近いので、より強くしゃべっているように聞こえてしまうのかもしれませんね。
しかし鼻濁音を使っている地域でも、若い世代を中心に使用する人は減少傾向にあるそうです。
この傾向が続くようであれば、将来的には岡山弁は余りきついとは捉えられないようになっていくのかもしれませんね。
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