11月8日-世界都市計画の日 岡山では吉備高原都市がある

11月8日-世界都市計画の日 岡山では吉備高原都市がある
11月8日-今日は何の日?

今日はアルゼンチンの都市計画家・カルロス・パオレーラが提唱した世界都市計画の日です。

都市計画は、特定の都市が目指すべき姿を想定した上で、それを目指して開発や規制、誘致などを進めていく事です。
自分の家を建てられたり、仕事で店舗の出店などを手掛けた方なら、都市計画法による市街化区域や市街化調整区域といった規制をご存知かと思います。

これも都市計画の推進の為に行われています。



岡山では吉備高原都市がある

岡山県で計画的に作り上げられた都市としては、吉備中央町の吉備高原都市があります。

1973年に当時の県知事・長野士郎が打ち出した構想から始まった計画都市です。
吉備高原の内、吉備中央町(※計画当時は賀陽町と加茂川町)の1800haの土地が吉備高原都市として整備される事になりました。

住区、産業区の他に保健福祉区、自然レクレーション区、研究学園区、センター区、農用区という7つの区に分けられて開発が進められました。
これらの区は環状道路で結ばれて、都市内での移動が機能的に行われるようになります。

吉備高原都市の完成予想図

ただし吉備高原都市の整備計画は2002年から凍結されています。
当時の岡山県の財政は非常に悪化しており、2011年には財政再生団体に陥る可能性すらあるような状況でした。
この中で順調に進んでいるとはいい難い状況だった吉備高原都市の開発が凍結されたのです。

土地の価格が市街地にも匹敵する高い価格であった為に人が集められなかった事や、企業の誘致も順調に進まなかった事などが原因として挙げられています。

紹介

岡山県の地名の由来、郷土史を扱うWEBサイト・岡山の街角からを運営しています。 このブログでは今日は何の日?をお題に、岡山県の話題をご紹介しています。

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