10月22日-坂本金弥の忌日 中国民報を創刊
10月22日-今日は何の日?
今日は岡山市出身の国会議員・坂本金弥の1923年の忌日です。
岡山藩士の家に生まれ、明治維新後に弁護士として活躍しました。
その時に関わった帯江鉱山の仕事を通して、鉱山経営に関心を持ち、自らも経営に乗り出します。
後に銀行や紡績所も運営しますが、どれも余り上手く行かずにすべて手放しています。
そんな坂本金弥が最終的に行きついたのが政治家でした。
まずは岡山県議会議員へ当選すると、次は衆議院議員へ当選し、引退までに7選されました。
引退後は岡山市に岡山市古京町荒手へ元岡山藩の家老・井木家の邸宅を購入して悠々自適に暮らしました。
しかし引退から僅か3年後、58歳の若さで亡くなられました。
山陽新聞の前身の一つ・中国民報を創刊
坂本金弥が手掛けた事業の一つに新聞があります。
政治家になる以前から、自らの政治思想を発表する場として中国民報という新聞を創刊しました。
現在の山陽新聞の前身の一つで、同じく後に合併して山陽新聞となる山陽新報と販売合戦を繰り広げた新聞でした。
しかし坂本金弥がそれまで対立していた政党に鞍替えした事が嫌われてしまい、中国民報の発行部数も急落してしまいます。
経営難の為に倉敷の名士・大原孫三郎に売却されました。
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