1月29日‐世界救らいの日 岡山でらい病と言えば?
1月29日‐今日は何の日?
今日は世界救らいの日です。
世界中のハンセン病患者を救済しようと制定された日です。
らい(癩)はハンセン病の旧称です。
感染症の一種で、治療法がない時代には顔や手足の変形の症状が出ました。
これらの症状はかつては神罰、仏罰と考えられて、ハンセン病患者は長らく差別対象となりました。
日本では1996年までらい予防法という法律があり、強制隔離、継続強制入所、更にはより人々の差別意識を根強くさせるような汚染場所の消毒行為などが定められていました。
現在は治療法も確立しており、感染力も非常に低いことから一般の病院の皮膚科に通院しながら治療する事が出来ます。
岡山でハンセン病と言えば?
岡山県でハンセン病と言えば長島愛生園が知られています。
日本初の国立ハンセン病療養所です。
(愛生園・歴史館)
この療養所では長島事件と呼ばれる出来事が起こっています。
園は定員オーバーの劣悪な環境が続いており、一部の入所者が脱走を計画しました。
その為に彼らは監禁されてしまいます。
この事から不満が溜まっていた上に、会合の際に盗聴をしていたことまで発覚します。
怒り心頭の患者側はハンストを実施するなどの強硬手段に出ました。
そしてようやく自治組織が認められたのです。
こうした様々な出来事から長島愛生園の歴史は、日本のらい病にまつわる歴史でもあると言われています。
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