1月24日−大逆事件で死刑執行 岡山で大逆事件と言えば?
1月24日−今日は何の日?
今日は明治天皇の暗殺を画策したとする”大逆事件”(幸徳事件)に伴う死刑が執行された日です。
中心人物とされる
24日に11名、25日に1名が処刑されましたが、この事件に関しては明治政府によるでっち上げとする説があります。
逮捕され有罪となったのは26名ですが、実際に計画に関わっていたのは4〜5名程度でした。
それが26名にも膨れ上がったのは、明治政府が事件に便乗して自分たちの邪魔になりそうな社会主義者を一掃しようとした為だと考えられています。
実際にこの事件の影響で社会主義の運動は低迷期に入っていきました。
岡山で大逆事件と言えば?
大逆事件で死刑に処された中に、岡山県出身の森近軍平がいます。
彼は事件時には既に社会主義の運動から離れており、前述の明治政府による画策で逮捕された一人と考えられています。
当時の森近軍平は農業に新たな人生を見出していました。
温室栽培などを手がける他に、現在の農協にも通じる”生産協同組合”の立ち上げに尽力するなど、農村の改革にも着手していました。
死刑判決を受けた森近運平は弟宛の手紙の中で、自身を『社会運動を廃して田園の事に従って居た一農夫』と表現しています。
彼の無実を信じる人は多く、助命嘆願の働きかけも行われていましたが、判決から僅か6日後に死刑が執行されてしまいました。
関連リンク:森近軍平(岡山の街角から)
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