1月11日-塩の日 岡山で塩と言えば?

1月11日-塩の日 岡山で塩と言えば?
1月11日-今日は何の日?

1月11日は塩の日です。
これは上杉謙信が武田信玄に塩を送った日に由来します。(※この出来事が起こったのは旧暦の1月11日です)

武田信玄は今川氏真と敵対するようになっていました。
今川氏真は北条家と協力して、武田信玄への塩の流通を停止させてしまいました。
当時の塩の重要性は現在とは大きく異なります。
食品の保存にも用いるので、兵糧攻めにも等しいインパクトがありました。

その時に武田信玄とライバル関係にあった上杉謙信が、武田信玄の領地へ塩を供給できるようにしたのです。
これが塩の日の由来であり、故事の「敵に塩を送る」の由来でもあります。

ちなみに上杉謙信は塩を武田信玄の領地へ塩の商人を送り込むという方法で送っています。
しかも相場よりもやや高めで販売しています。
この為、敵に塩を送った上杉謙信の本心については今川&北条のやり方に反発をしたという見方の他に、単に塩の供給が止められている武田家の領地なら塩が高値で販売できるというビジネスライクな考えだったのではないかという見方もあるそうです。

岡山で塩と言えば?

さて岡山県で塩と言えば、塩田王の名で知られる野崎武左衛門が有名です。
倉敷市や玉野市など児島半島や、瀬戸内市などで塩田開発を行い、膨大な富を築きました。

倉敷市児島地域で野崎浜と呼ばれる塩田を開発した為、自らの名前を塩田に冠したと思っている方もおられるのではないでしょうか?
実は野崎武左衛門の名字は元々は昆陽野でした。
野崎というのは塩田開発を行ったのが味野・赤崎の沖だった事から一字ずつ取って名付けたもので、後に自身も野崎を名乗ったのです。

児島には野崎家が建てた豪邸が残されています。
国の重要文化財に指定されており、一般公開されて観光地になっています。




紹介

岡山県の地名の由来、郷土史を扱うWEBサイト・岡山の街角からを運営しています。 このブログでは今日は何の日?をお題に、岡山県の話題をご紹介しています。

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