1月10日-初金比羅 岡山で金毘羅と言えば?
1月10日-今日は何の日?
今日は初金毘羅です。
毎月10日が金毘羅の縁日になっており、特に1月のその年最初の縁日を初金比羅と呼びます。
香川県の金刀比羅宮などをお参りします。
金毘羅宮は航海安全のご利益でも知られています。
漁業などで船に乗る職業の方は、一年の航行の無事を祈る為にこの日に参拝をする事もあるそうです。
ところで金毘羅と金刀比羅。
どちらもよく見かける表現ですが、元々の信仰を集めていたのが金毘羅です。
金毘羅は神仏習合の考えで成立していましたが、後の時代に神仏分離令が出された際に神社の金刀比羅宮となりました。
なので端的に言えば昔の呼び名、現在の呼び名という見方も出来ますが、どちらもよく用いられる表現なのでほぼ同義の言葉だと思っても間違いはないでしょう。
岡山で金毘羅と言えば
岡山県でこんぴらさんと言えば、由加山との両参りが有名です。
江戸時代には金刀比羅宮と由加山の双方をお参りする事を両参りと呼んで盛んに行われていました。
現在は廃れてしまいましたが、当時は両方をお参りするとよりご利益があると信じられていました。
なので下記の写真のような両神鳥居があります。
これは一つの鳥居の表裏に由加山、金刀比羅宮の名前を書いてあるものです。
両参りをする事を前提に、由加山へお参りした帰り道は金刀比羅宮への参拝の始まりであるという意味が込められています。
玉野市の日比港、倉敷市の下津井港、田の口港などは香川県とのアクセスが良好なことから参道としても賑わっていました。
特に由加山から山を下った辺りに位置する田の口港は最短距離である南参道として知られ、現在でも海側に向けて大きな鳥居が残されています。
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