詳細
JR建部駅
所在地:岡山市北区建部町中田
建造:1900年
国指定:登録有形文化財
駐車場:無し
関連リンク:建部駅の駅名の由来
レトロな木造駅舎
岡山市北区建部町の建部駅は1900年の開業時の駅舎が現在も使用されています。
現在は無人駅ですが、1971年までは有人駅でした。
駅舎には当時の名残がよく残されています。1998年公開の映画・カンゾー先生ではロケ地にも採用されました。
駅では国鉄時代の懐かしい貼り紙も見られます。
経営難に陥った頃のものでしょうか、節電を呼びかけています。
2006年には国の登録有形文化財の指定を受けました。
寄付金で誕生した駅
建部駅の完成は1900年です。
中国鉄道本線(※現在の津山線)の全通は1898年で、建部駅は周辺の他の駅と約1年半のタイムラグがあります。
これは建部駅が中国鉄道の計画に無かったためです。
地元の人々が駅を誘致するために寄付金を募って実現したのです。
岡山市のサイトの記載によると、当時のお金で3千円が集まったそうです。
そうして誕生した駅舎。
そのまま100年以上も大切に使われ続けるとは、当時の人々もさすがに想像していなかったのではないでしょうか。