鴨方三奇・宮の石橋
詳細
宮の石橋(鴨方三奇の一つ)
所在地:浅口市鴨方町鴨方330(鴨神社近く)
見学、通行:無料
関連リンク:鴨方の地名の由来
宮の石橋とは
浅口市鴨方町には、古くから里謡で鴨方三奇の一つとして『鴨方に過ぎたるものが三つある。拙斎・索我・宮の石橋』と謳われた石橋があります。
鴨神社の参道の途中、随神門の近くにある小さな石橋です。
石版6枚を反らせて作られた非常に立派な石橋で、神社の参拝者の為に整備されたものです。
並び称された拙斎と索我はそれぞれ儒学者の西山拙斎と、画家の田中索我を指し、鴨方町の名士として知られる人物です。
二人の墓地は橋と至近距離にあるので、下記で紹介します。
立体交差
宮の石橋が跨いでいるのは、実は水路ではなく道です。
石橋の下も人が通る道になっており、寺院や墓地へ続いています。

つまり宮の石橋は立体交差として作られているのです。
建造物としての価値も素晴らしいですが、その発想の斬新さにも驚かされます。
尚、三奇に謳われている西山拙斎と田中索我は、どちらも石橋から徒歩圏内に墓所があります。

こちらが画家・田中索我の墓です。
宮の石橋の手前から橋の下の道に降りられるので、階段を上る途中の向かって右側に折れて歩いていくと坂の上にあります。

そしてこちらが儒学者である西山拙斎(齋)の墓です。
西山拙斎の墓地はいったん神社の拝殿のところまで上がり、向かって左側を見ると下り坂の道があります。
この坂を少し下った途中に墓所があります。