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せせらぎと墨跡の記憶|備前市・黄葉亭

詳細

黄葉亭
所在地:備前市閑谷(閑谷学校の近く)
見学時間:24時間可(外観のみ)
建造:1813年
国指定:史跡(閑谷学校等と共に指定)
駐車場:有り

頼山陽をも虜にした「風雅」の極み

 備前市の閑谷学校を訪れる多くの人々が、校門や講堂の威厳に圧倒されます。

 しかし、その喧騒から一歩離れた川沿いの小道に、かつて諸国の文人たちが絶賛した 癒やしの空間が遺されていることをご存知でしょうか。
 それが、1813年に増設された接客施設「黄葉亭」です。

 ここはかつて、閑谷学校を訪れる来客の接待や、教師・生徒たちの憩いの場として使われました。
 幕末の文人・頼山陽もこの地を訪れ、周辺の景色を「絶景」として絶賛。その感動を『黄葉亭記』として書き残しています。

 川のせせらぎが建物に反響し、四季折々の風が吹き抜けるこの場所は、まさに当時の知識人たちの「サロン」だったのです。

知る人ぞ知る「無料」の散策ルート


 黄葉亭の大きな魅力は、閑谷学校の入場料を払わずに見学できる点にあります。
 駐車場から学校へ向かう際、右手側に流れる閑谷川に沿って奥へと進んでみてください。名技師・津田永忠の宅跡を通り過ぎたその先に、ひっそりと、しかし確かな品格を持ってその建物は佇んでいます。
 
 普段、内部公開はされておらず外観のみの見学となりますが、その佇まいを眺めるだけで、頼山陽が感じた「癒やし」の片鱗に触れることができます。
 特にお勧めなのは、その名の通り「黄葉(紅葉)」が美しい秋の季節。
 歴史の教科書に載るような聖域のすぐ傍で、川音と共に贅沢な時間を過ごす――。そんな、大人な閑谷散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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写真:黄葉亭
写真撮影:岡山の街角から

最終更新日:2026.3.25


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