赤穂浪士ゆかりの地・赤穂井戸
詳細
所在地:倉敷市児島阿津
駐車場:無し
入場料:無料
営業時間:24時間見学可能
赤穂事件と赤穂井戸
倉敷市児島地区に赤穂浪士に由来するとされる赤穂井戸があります。
まず忠臣蔵の事件をおさらいしましょう。
江戸城において勅使御馳走人をしていた赤穂藩・浅野家の藩主が、高家旗本の吉良上野介を斬りつける刃傷事件(松の廊下事件)を起こしてしまいます。
この責任を取り赤穂の浅野家は改易(藩主の地位を解任し、領地や城を取り上げる事)されるも、吉良上野介に特にお咎めはありませんでした。
この一件を喧嘩とすれば喧嘩両成敗で、吉良上野介にもお咎めがあるべきです。
家来の一部がこうした事情を不服として、吉良家へ侵入、仇討ちを行ったのが忠臣蔵という物語の顛末です。
しかし多くいた藩士の中で仇討ちに参加したのは47人のみ。
殆どの藩士達は参加せずに第二の人生を歩みました。
赤穂井戸はそうした第二の人生を歩んだ藩士の内、岡山へ移住してきた人々が作ったと言われています。
赤穂浪士と岡山

そして赤穂浅野家の家老だった大石内蔵助は下津井城の城主・池田由成の孫に当たります。(池田由成の娘が大石内蔵助の母親)
赤穂井戸は、そのツテを頼って集団で岡山県へ移住した旧・赤穂藩士達が掘ったものだと伝えられています。
住宅地の中にあり、24時間いつでも見学する事が出来ます。
写真にあるように、現在でも豊かな水を湛えています。
さすがに飲むのは気が引ける鮮やかな緑ですが…。