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ホテル ラ・レインボー|倉敷・鷲羽山の展望タワーが語るバブルの記憶
岡山県倉敷市、鷲羽山ハイランドのすぐそばに、今も目を 引く巨大なタワーがあります。これは、かつて存在したレジャー施設「ホテル ラ・レインボー」の展望タワーです。
現在も看板や建物の一部が残っており、隣接する遊園地の
駐車場付近で目にすることができます。そのため、営業中と勘違いして訪れる人もいますが、ホテル
ラ・レインボーはすでに営業を終了しており、現在は使用されていません。
瀬戸大橋ブームと「ラ・レインボー」誕生の背景
「ラ・レインボー」が誕生したのは、1988年の瀬戸大橋開通と同時期。日本経済がバブル景気の絶頂にあり、観光やレジャー産 業に対する投資が活発だった頃です。

瀬戸大橋は開通前の当初の予測で一日の交通量が48,000 台とされていました。(本四公団の初期段階の想定、後に下方修正)
この数字はレジャー関係を中心に様々なジャンルの企業から魅力的な数字として受け入れられました。
そして橋の架かる岡山・香川の両県で様々な計画や事業が立ち上げられました。
「ホテル ラ・レインボー」はどんな施設だったのか?
「ラ・レインボー」は、もともとゴルフ場運営企業が手が けた観光施設で、当初はドライブインとして 開業しました。その後、ホテルに業態を変更し、レストランや展望タワーなどを備えた複合型のレジャー施設 へと発展しました。
立地は非常に良好で、鷲羽山スカイライン沿いの高台に位置 し、隣には「鷲羽山ハイランド」という岡山県最大級の遊園地もありました。展望タワーからは瀬戸内海と瀬戸大橋の全景を一望で き、訪れる観光客に大きなインパクトを与えていました。
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・展望タワーは当時国内最大級の高さを誇り、 800円で一般開放もされていた
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・2016年時点でも、岡山県内で最も高い塔
経営破綻の理由:交通量の誤算とバブル崩壊
しかし、二つの不幸な事態がラ・レインボーに降りかかります。
・瀬戸大橋の利用低迷
ラ・レインボーに最初の打撃を与えたのは、瀬戸大橋の交通量の伸び悩みでし た。高額な通行料金がネックとなり、宇高航路(フェリー)利用者がすぐには橋に移行しなかったため、当初の交通量予測は大きく外 れました。
※宇高連絡船は瀬戸大橋開通と入れ替わりで廃止され ましたが、民間フェリーは2019年まで運行が続きました。
・バブル崩壊による観光需要の急落
二つ目の要因は、1990年代初頭のバブル経済崩壊です。地価・株価 の急落により観光・レジャー業界全体が不況に陥り、多くの施設が閉鎖を余儀なくされました。
「ラ・レインボー」も業態転換などを試みましたが、 最終的には1997年に営業休止と なりました。

建物はそのまま残され、再利用されることも無いままになっています。
注意
2022年2月にラ・レインボーに無断侵入し
て動画撮影をしていた男女が逮捕される事件が起こりました。(→事件詳細)
この件だけがニュースで大きく報じられた為に、たまたま3人が逮捕されたと思っている方も多いかと思います。
しかし実際はそれ以前から警察と管理者の間で施設への不法侵入への対策が進められていたそうです。警察によると2020
年~2022年3月の間に9グループ35人が摘発されています。
決してラ・レインボーだけに限った事ではありませんが、建物への無許可での侵入は犯罪です。施設を何かしらの目的で利用したい
場合は、必ず管理者に許可を取って行って下さい。




