玉島の街角から
詳細
■ 所在地:倉敷市玉島1~3丁目周辺
■ カメラ:E-520
■ 備考:玉島港周辺
玉島とかつての賑わい
倉敷市玉島地域はかつては備中松山藩の藩港が置かれ、川と海双方の交通の要所として賑わっていました。
その頃には『山陽の小浪華(こなにわ)』と呼ばれるほどだったそうです。
しかし時代が進むに連れて、港としての主要な機能は水島地区へ移っていきます。
玉島自体も新倉敷駅周辺が栄えるようになり、現在の港周辺から往年の賑わいは失われてしまいました。
しかし玉島の町を歩いてみると、今でも港として賑わっていた頃の面影が残されています。
超レトロ・商店街
港からすぐの商店街は昔の映画の世界に迷い込んだのかと思ってしまうほどのレトロな佇まいです。
写真中央部にある車が、古いカローラだったら…、時間旅行をしてしまったと勘違いしていたかもしれません!
玉島には多くのお店がありますし、新倉敷の辺りまで足を伸ばせば大型のスーパーが幾つもあります。
だというのにこの商店街は今でも飛び切りに元気で、シャッター街とは程遠い雰囲気です。
失われた風景
玉島の町並みの一部は岡山県指定の町並保存地域になっていますが、それでも時代は流れていきます。
上の写真は、映画『ALWASY 三丁目の夕日』のロケでも用いられた、玉島のランドマークのような水門でした。
しかし新しく整備された水門の妨げになってしまうという理由から、撤去されました。
ゆっくりと、しかし着実に変わっていく風景。
倉敷美観地区のように変わらない風景も素敵ですが、たまに訪れて変化をたどってみる。そんな玉島の風景もとても魅力的です。