金山休暇村のマリア像
金山休暇村のマリア像
金山休暇村はかつて岡山市北区に設置されていた国民休暇村です。
1967年に開業、1997年に閉鎖されました。
(関連リンク:金山休暇村の過去と現在)
閉館後は暫くは施設類は残されており、肝試しで訪れる人が出ていました。
いつしか金山休暇村は心霊スポットとして語られるようになりました。
そしていつの間にか囁かれるようになったのが、「敷地内のマリア像が涙を流す」という噂です。
休暇村のシンボルとして建てられ、少し小高い場所に設置されている像です。
マリア像はなぜ泣くのか。
施設が閉鎖され、人が来なくなったことを悲しんでいるのか…。
しかし休暇村に残されていた施設も殆どが撤去されると、肝試しとしての面白味に欠けるようになったのか跡地を訪れる人も徐々に減っていったようです。
そして今ではマリア像の噂は、ネット上でさえも殆ど見られなくなりました。
実はマリアじゃない
マリア像が涙を流すという噂ですが、実はこれ…マリア様では有りません。
休暇村内に設置されていた像は「倖せの像」と呼ばれる女性の像です。
別にマリア像でよく見られるような両手を合わせたり、広げたりするポーズを取っているわけでもありません。
なぜこれがマリア像として知れるようになったのかも興味深いです。
そしてもう一つ。
前述の通り金山休暇村の施設類は撤去されましたが、実は倖せの像は現在も残されています。(2022年現在)
像自体が高い上に作業用の自動車などが立ち入りにくい場所なので放置されたのではないかと想像しますが、考え方を変えると興味深い事実のようにも思えます。
※施設跡は管理地です。無断で立ち入ってはいけません。