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剣豪・宮本武蔵ゆかりの地
詳細
宮本武蔵(写真は宮本武蔵駅のホーム)
生没年:1584~1645年
職業:剣豪、芸術家
ゆかり:生誕の地(候補地)
関連リンク:武蔵の里・公式HP
ようこそ、宮本武蔵の里へ
駅のホームへ降り立つと、武蔵の出迎えを受ける…美作市にそんな駅があります。
その名も『宮本武蔵駅』です。
和風に作られた駅舎で、外へ出ると幼い頃の武蔵の像もあります。
美作市は江戸時代の初期に活躍した剣豪である宮本武蔵の生誕の地として町おこしが進められており、後述するようなゆかりのスポットが整備されています。
武蔵の生誕地?
宮本武蔵に詳しい方なら、武蔵は播磨(現在の兵庫)で生まれたのではないかと異論を出される事でしょう。
確かに自身の著書である『五輪書』の中で、生まれは播磨であることを明かしています。(生年も五輪書から計算されたものです)
ただし宮本武蔵の父親は武士として後世に名前が残るような活躍は無く、その息子である武蔵野若かりし頃について知る事が出来る資料は余り残されていません。
生誕地が判然としないのもそういった事情からです。
しかし本人が語った播磨が有力説とされる事が多く、美作生誕説は諸説の一つに留まっています。
吉川英治と美作説
それにも関わらず美作説の知名度は高く、観光客も少なくありません。
美作生誕説は現在の宮本武蔵のイメージを決めたと言われる、吉川英治の小説『宮本武蔵』で採用されました。
その為、美作市には小説に登場したシーンと重なる風景が見られます。
実際の生誕地であるかどうかはこだわらずに、小説に登場する武蔵のゆかりの地とでも割り切って楽しむのも良いかもしれません。
宮本武蔵駅周辺には武蔵の名前を冠した『武蔵の里』が整備されており、分骨されたとされる武蔵の墓、芸術家としての作品なども集めた資料館、墓などがあります。
ゆかりのスポット
美作市には下記のような宮本武蔵と関係するスポットが有ります。
・宮本武蔵生家跡
宮本武蔵が生まれたとされる家ですが、元々の建物は消失しており、現在の建物は再建されたものです。
特に宮本武蔵を思わせる物はありませんが、大黒柱の位置は元々の建物と同じだと言われています。(※内部は見学不可)
・武蔵の墓
宮本武蔵の遺骨を分骨したとされる墓です。
メインの墓は熊本県に整備されており、武蔵塚公園として整備されています。
・武蔵資料館
武蔵は芸術家としても知られています。
資料館ではその作品や、映像化作品の衣装などを展示しています。
・讃甘神社
武蔵といえば二刀流です。
その二刀流をひらめいた場所と言われているのが、讃甘神社です。
宮司が二本のバチで太鼓を叩いている様子からひらめいたのだとか。