あらすじ
「ふらふらと秋の風に吹かれて歩いてるうちにゃ、いずれ柴又へ着くでしょう」
博の父親の墓参りに訪れた寅さん。
すれ違ったお寺の娘に一目ぼれをしてしまいます。
東京に戻って出会った女性と、幸せな家庭を持つ事を考えるのでした…。
第8作でも登場していましたが、博の実家があるのは岡山県高梁市です。
前回は東京に戻ってからでしたが、今回はメインの舞台となります。
備中国分寺
オープニングで、ピクニックを楽しんでいる様子が描かれています。
実はここは物語の舞台となる高梁市ではなく、総社市にある備中国分寺です。
作中で総社が出てくるのはオープニングのみなので、墓参りの前後で立ち寄ったという設定なのでしょうか。
備中高梁駅
備中高梁駅は博の実家に行く際の最寄り駅です。
前回(8作目)に引き続き、今回も再登場しました。
残念ながら映画に登場した駅舎は現存しません。
新駅舎が完成した為に撤去されてしまいました。
松蓮寺薬師院(高梁市上谷町4102)
博の父親の墓所があるのは高梁市の薬師院です。
諏訪家の菩提寺の設定ですが、今回はお寺が変わっています。
前回は同市内の寿覚院でした。
亡くなった博の父親は、前作で寅次郎に家庭を持つ幸せを説いた方で、それがきっかけで寅次郎恋歌の物語が進んでいきました。
寅さんは墓前で葬儀に出れなかった事を詫び、近況の報告をしました。
そしてこのお寺の娘さんと出会い、一目ぼれをしました。
宿泊した場所でもあり、作品の中心となる場所です
白神食料品店(高梁市鍛冶町14)
住職の息子、一道が思いを寄せる女性の家として登場します。
博の母の葬儀で高梁を訪れた『寅次郎恋歌』でもお酒を購入しに来たお店です。
冒頭では電話代を借りているシーンもあります。
判子屋(高梁市鍛冶町)
二日酔いで潰れていた住職の変わりに法事に出かけた先です。
法事の際の立派な念仏は、本物のご住職(当時)のものだそうです。
一流の話術で親族を大笑いさせたこのお店は、白神食料品店の近くにありましたが、現在は無くなったそうです。
寅さんの舞台一覧へ戻る
関連リンク